「ペットセメタリーの後味の悪さが大好き」と友人に語っていたところ、
「じゃあこれも好きかも」と紹介された映画。
ペットセメタリーを超えるお気に入りなホラーになるか!?
とワクワクしながら鑑賞。
作品情報
2018年に公開されたアメリカのホラー映画。
本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された直後から絶賛されており、「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画」と評されている。
wikipedia / https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC/%E7%B6%99%E6%89%BF
原題
Hereditary
監督・脚本
アリ・アスター(長編映画監督デビュー作)
キャスト
アニー・グラハム(トニ・コレット)
代表作「シックス・センス」「リトル・ミス・サンシャイン」
スティーブ・グラハム(ガブリエル・バーン)
ピーター・グラハム(アレックス・ウルフ)
チャーリー・グラハム(ミリー・シャピロ)
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あらすじ
家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。
映画.com https://eiga.com/movie/89273/
感想
観終わって、
「ふーん、そーなんだー。
でもなんかあれ、納得できない。」
という感想を持ちました。
全体的にまあまあ楽しめたけど、
カタルシスはなかった。
後味は悪いけど少しがっかり
あまりだれることなく観れたけど、
オチがオカルト教団の思惑どうりに事が運んだってだけでした。
母親が元々精神的に病みぎみで、家族同士の絆が薄い。
だからか自体が悪化していってもいまいち感情移入できない。
しかし序盤で妹が死にかけたときに兄は懸命に妹を救おうとしているように見えた。
なのに生前と変わることなく特になんの感情なく兄の体をのっとりましたって見えるの、
少し兄がかわいそうw
おばあちゃんは生前からオカルト教団の上位クラスで、
悪魔の神?を復活させるために娘家族を利用しようとしていたの怖い。
狂信者の狂気に翻弄される家族の話でしたね。
一番精神的にも安定していてまともそうな夫が一番かわいそう。
奥さんはずっと母親に愛されたくて、気が向かないのに母親の言うこと聞いて
子ども作ったのかな。
おばあちゃん元々家族への愛情なんてなくて、利用しようとしてるだけだから
完全な毒親だと思う。
最後の方、奥さんが天井張ってたり、信者?が宙を浮いて離れ小屋に行ったりしたのが
納得できなかった。
オカルト教団はただの人間なんだし、超常現象とダブルで来られるとなんか興ざめ。
どっちかにしてw
最後に
家族もののホラーゆえ、ペットセメタリーのような愛情が生む悲劇で切なさが残るカタルシスを期待してしまった。
なので個人的には少し残念。
映画祭で絶賛されて、「近年50年のホラー映画で最高傑作」とか「21世紀最高のホラー映画」というのも納得いかない。
「Hereditary」って遺伝性って意味なんだ。
巻き込まれる家族になった気でみるとけっこう怖いかもしれない。
完全独断で評価 ☆☆☆★★3/5